日本小児整形外科学会平成29年度第1回 理事会議事録
開催日:2017年5月20日(土)11:40~13:25
場 所:仙台国際センター会議棟 小会議室3
出席役員:齋藤知行(理事長)、亀ヶ谷真琴(副理事長)、赤澤啓史、北野利夫(書記)、鬼頭浩史、金 郁喆、薩摩眞一、中島康晴、町田治郎、大谷卓也(監事)、服部 義(監事)、
北 純(前会長)、高山真一郎(会長)
欠席:一戸貞文、吉川一郎、倉 秀治、田中康仁、松本守雄、和田郁雄(次期会長)
(敬称略)
【報告事項】
1.理事長報告(齋藤理事長より)
学会主導の調査研究(委託研究)に関して、関連委員会の設立等を経て順調に進行していると報告を受けています。本学会が確実に進歩していると思います。もう一つは、長年の懸案である学会の法人化という事項についても、現在準備を進めています。本学会がこれまで取り組んで来たことを考えると、社会に信頼される集団であり続ける必要があります。また、小児整形外科の特殊性を考えると、小児整形外科領域の診療報酬上の配慮、診療報酬の加算等について今後関連団体と一緒に働きかけていきたいと考えています。
2.庶務報告(亀ヶ谷副理事長より報告)
会員数
一般会員 1,149名 (H.29.5.10現在)、前年1,141名
準会員 10名 (H.29.5.10現在)、前年 9名
名誉会員 40名
功労会員 33名
賛助会員 7社
賛助会員に関して、松本財務委員長のご尽力により賛助会員が増えた。
3.第28回学術集会報告(高山会長より報告)
会 期: 平成29年12月7日(木) 8日(金)
会 場: 京王プラザホテル(東京都新宿区)
会 長: 高山真一郎(国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 臓器・運動器病態外科部 部長)
テーマ: 知と技の結集 -こどもの未来をともに支える-
ホームページ: http://www.jpoa2017.jp
演題募集期間:平成29年7月1日(水)~8月20日(木)
併催:
第16回乳幼児期側弯症研究会(松本守雄教授、慶応大学)
12月8日(金) 午前(第3会場)
第29回日整会骨系統疾患研究会(平良勝章先生、さいたま小児医療センター)
翌日12月9日(土)8時~15時頃:ガーデンシティ御茶ノ水(TKP御茶ノ水)(別会場)
プログラム:口演3会場 (+)ポスター、ハンズオンも検討中
招待講演
1) 国立成育医療研究センター 五十嵐隆理事長
2) 国立成育医療研究センター研究所 分子内分泌研究部 深見真紀部長
3) Washington大学 (St. Louis) Charles A. Goldfarb先生:
Treatment of Upper Extremity Arthrogryposis
4) Necker 小児病院 (France) Néjib Khouri 先生:
Treatment of Slipped Capital Femoral Epiphysis Epiphysis using the Dunn Procedure: Technical details, complications and results.
5) Alfred I. duPont Hospital for Children Suken Sha先生:
AIS Transition to Adulthood…What the Adult Practioner Needs to Know
ランチョンセミナー 6コマ
シンポジウム / パネルディスカッション<案>(一部指定)
小児電動義手の現状と展望 小児救急医療と整形外科
成長抑制治療の進歩と課題 先天性多発性関節拘縮症の治療
大腿骨頭辷り症の治療 環軸関節回旋位固定
良性骨・軟部腫瘍に対する低侵襲治療 小児がん治療後の整形外科的諸問題
小児肘関節周辺骨折の治療 強剛母指の治療 スポーツ委員会からのテーマ
4.第29回学術集会予定(和田郁雄次期会長に代わり亀ヶ谷副理事長より報告)
会 期:平成30年(2018)12月14日(金)、15日(土)※
会 場:「ウインクあいち」(愛知県産業労働センター) 名古屋市中村区名駅4-4-38
会 長:和田郁雄(名古屋市立大学 リハビリテーション医学分野)
事務局長:若林健二郎(名古屋市立大学 整形外科)
※会期は会場予約の都合で12月14-15日。
例年、会期は11月下旬から12月最初の週あたりが多いが、過去には12月中旬の開催もあった(第19回は12月11-12日)。
企画:招待講演
Harry K. W. Kim, M.D.
Director of Research & Center for Excellence in Hip Disorders
Texas Scottish Rite Hospital for Children
教育研修講演、シンポジウム、パネルディスカッション、主題、一般演題、ポスター、他
5.第30回学術集会予定(川端秀彦次期副会長に代わり副理事長が報告)
会 期:平成31年(2019)12月5日(木)、6日(金)
会 場:未定
会 長:川端秀彦
6.各委員会報告
平成29年度各委員会開催日
国際委員会:2017年5月20日(土)(仙台)
社会保険委員会:
学会ありかた委員会:2017年5月19日(金)(仙台)
広報委員会:2017年5月19日(金)(仙台)
マルチセンタースタディー委員会:2017年5月19日(金)(仙台)
編集委員会:
教育研修委員会:2017年5月19日(金)(仙台)
財務委員会:2017年5月18日(木)(仙台)
用語委員会:
倫理委員会:2017年1月31日(火)(事務局)
1.国際委員会(中島担当理事より報告)
1)国際学会報告
1)EPOS-POSNA 2017年5月3日~6日 バルセロナ(スペイン)において開催され、日本から20名が参加され、16演題が発表された。
2)国際学会予定
1)APSS and APPOS 2017年9月21日-23日 ゴア(インド)
2)EPOS 2018年4月11日-14日 オスロ(ノルウェイ)
3)POSNA 2018年5月 9日-12日 オースティン(テキサス)
4)APOA 2018年4月11日-14日 アンタリア(トルコ)
3)Fellowship program 2016年度実績
1)Yamamuro-Ogihara fellowship
Dr Nargesh Agrawal (インド)新潟大学、自治医大とちぎ子ども医療センター
2)Asian fellowship
Dr Maharjan Rajiv(ネパール)岩手医科大学附属花巻温泉病院
3)Matsuo fellowship
Dr Ma KH(香港)福岡県立新光園 佐賀整肢学園こども発達医療センター
4)KPOS-TPOS-JPOA exchange fellowship
TPOAからJPOAへ Dr Mark Lin, Dr Tsung-yu Lan, 独協医大越谷病院
5)Iwamoto-Fujii ambassador fellowship
中村直行先生(神奈川県立こども医療センター) アメリカ訪問
2017/1/30-2017/2/3 Rady Children’s Hospital (CA)
2017/2/6-2017/2/17 Texas Scottish Rite Hospital (TX)
4)2017年度fellowship
1)Yamamuro-Ogihara fellowship パトリシア・ヤマネ 先生(ブラジル)
2)Asian fellowship ・・・・・・ 先生(インド)
3)Matsuo fellowship 最終年度
Dr Gooi Siew Ghim, Hospital Pulau Pinang, Malaysia
11/13~12/8 粕屋新光園、佐賀整肢学園こども発達医療センター
国際学会参加
4)KPOS-TPOS-JPOA exchange fellowship
KPOAからJPOAへ
Dr Hyun-Woo Kim(senior fellow), Dr Kunbo Park(junior fellow)
両名ともYonsei University Severance Hospital
JOPAからTPOSへ 2017.10月末
高山真一郎会長 (senior 国立成育医療研究センター)
山口亮介先生(junior福岡市立こども病院)昨年の英文ポスター賞
5)Iwamoto-Fujii ambassador fellowship
門内一郎先生 (宮崎県立こども療育センター)
ベラルーシ, Dr Sakalouski訪問 6/30~7/16
5)その他
1)POSNA-APPOS Fellowship
日本→韓国→ゴアでのAPSS and APPOS combined meetingへ参加予定。
Dr Mark C. Lee, Connecticut Children’s Medical Center
Dr Raymond W. Liu, Case Western Reserve University
Dr Rushyuan Jay Lee, Johns Hopkins Bloomberg Children’s Center
9/10-9/13 九州大学 福岡市立こども病院
9/13-9/15 兵庫県立こども病院
2)APPOS Fellowshipは該当者なし
2.社会保険委員会(吉川理事に代わり亀ヶ谷副理事長より報告)
日本小児期外科系関連学会協議会(平成28年度第2回定例会議(29年2月23日に開催)に日本小児整形外科学会を代表して朝貝、吉川が出席した。
1)平成30年保険診療改正について
1)平成30年保険診療改正について:本学会から事前に朝貝先生と吉川理事から要望項目を提出しており、それについての審議となった。
股関節筋群解離術の増点要望について。
K026 股関節筋群解離術12,140点、K026-2股関節周囲筋解離術(変形性股関節症)16,700点の要望は今回は否決された。
K063-1 関節脱臼観血的整復術(股)28,210点、K064先天性股関節脱臼観血的整復術 21,230点については協議会から改訂要望に提出していただくことが決定された。
2)障害者リハビリテーション料について、特に18歳を過ぎた脳性麻痺などは、整形外科医の診療現場での算定が難しく、これまで脳性疾患リハで算定されている。新しい「障害者リハ算定基準」の創設を朝貝先生から要望された。
3)小児科療養指導料について、担当医師および対象疾患の範囲拡大を朝貝先生から要望された。
2)日本小児期外科系関連学会協議会の法人化についての報告があった。
3.学会あり方委員会(薩摩担当理事より報告)
1)前回議事録の確認をした。
2)名誉会員・功労会員の推挙について
評議員定年は、以下の5名の先生方が対象であるが、次回学術集会時の総会に諮る予定である。
1)亀ヶ谷真琴(S27.1.13) 第25回会長 その他委員活動多し
2)北 純 (S27.9.29) 第27回会長 その他委員会活動多し
3)小宮節郎 (S27.5.13) 委員経験なし
4)笹 益雄 (S27.8.16) 編集委員、社保委員、理事など
5)瀬本喜啓 (S27.1.18) 編集委員、理事、監事など
3)評議員の資格失効・継続について
継続手続き中の評議委員は以下の9名
西須 孝先生、柴田 徹先生、福岡真二先生(H14年以前)
伊藤順一先生、射場浩介先生、吉川一郎先生、小崎慶介先生、小林大介先生、細川元男先生(H23年)
4)新評議員の推挙について
評議委員の定員の上限は一般会員数の10%以内とする、と会則により規定されている。小林直実先生、渡邉航太先生が現時点までに推薦されていて、今回の理事会で選出されれば、第28回評議委員会の時に承認される。
5)準会員入会について
吉村眞由美氏(北理事、倉理事が推薦人)
医療関係の国家資格およびそれと同等の資格を有する者、という準会員資格条件を満たしている。靴医学会の会員であり、子供の靴検討委員会のメンバーである。こどもの足についてもっと勉強したいとのことが入会理由。書類が不備なく整った後、次回総会までに承認予定。
6)賛助会員入会について
以下の7社が賛助会員として入会申し込みがあった。(会則に則り本理事会において承認された)。
1)帝人ファーマ株式会社 ¥50,000
2)東名ブレース株式会社 ¥50,000
3)日本特殊陶業株式会社 ¥100,000
4)日本ケミファ株式会社 ¥50,000
5)科研製薬株式会社 ¥50,000
6)日本イーライリリー株式会社
7)有限会社 長野製作所
4.広報委員会(赤澤担当理事より報告)
1)日本整形外科学会学術総会シンポ・パネルテーマの提案
3タイトルを提案した。
2)ホームページ
1)トップページへの《保護者の方へ》ボタンの設定を作成した。
現在も公開資料ボタン内で保護者用コンテンツを公開中である。
2)現在進行中の調査、研究ボタンを新たに作成し、大腿骨頭すべり症の全国多施設調査の公開資料を掲載した。
5.スポーツ委員会(田中担当理事にかわり亀ヶ谷副理事長より報告)
1)学会におけるシンポジウム・パネルの企画
1)JOSKAS 2017年6月(札幌:奈良医大 田中康仁先生)
学童期野球肘検診の普及とそれに伴う問題点
松浦哲也(徳島)、山本智章(新潟リハビリテーション病院)
木田圭重(綾部市立病院整形外科)、岩間徹(岩間整形外科)
江川琢也(奈良野球少年を守る会)、上田誠(元慶応高校野球部監督)あるいは能勢泰史(野球共育塾代表)
2)日本整形外科スポーツ医学会 2017年9月(宮崎:宮崎大学 帖佐悦男先生)
成長期障害:相乗りを打診
3)日本臨床スポーツ医学会 2017年11月(東京:慈恵医大 脳外科 谷諭先生)
過去の企画をリストアップ依頼しメールでアイデアを募集した。会長が脳外なので、Spine関係、外傷関係がいいのではと提案した。
4)日本小児整形外科学会 2017年12月(東京:成育センター 高山真一郎先生)
遺残障害例調査について、山本先生、鎌田先生の座長、演者の選出を提案した。
小・中学生の身体活動 学校における運動に関するテーマを提案した。
5)日本整形外科学会 2018年5月(神戸:新潟大 遠藤直人先生)
小児期のスポーツ検診に関する現状と課題が広報委員会から依頼があった。その他テーマ 子供の脊椎外傷、小児の検診のチェック項目について提案した。
2)今後の活動について
疫学についてスポーツ医学会との連携、学校検診のデータ収集、日整会と連携しての厚生労働省へのアプローチ、小児の運動・体力・骨粗鬆症に関する市民公開講座等を検討している。
3)委員の交代
日下部アドバイザーが退任され、山下先生、鳥居先生、戸祭先生にアドバイザーをお願いした。
6.マルチセンタースタディー委員会
1)SCFE全国調査について
現在進行中であるが、繰り返し周知していく必要がある。EDCへの移行が課題のひとつ。
2)NF1委託研究について
アレクシオンとの契約が締結され、研究参加医療機関を対象に各施設の倫理審査が済みしだい、6月と7月に調査を実施する予定である。
3)疾患登録(JPOAレジストリ)事業について
REDCapを用いた会員向けの疾患登録システムを検討中である。
7.教育研修委員会(金担当理事より報告)
第24回研修会を以下の内容で開催する予定であることが報告された。
1)日本小児整形外科学会第24回研修会 開催概要(案)
会期:平成29年8月26日(土)13:00〜17:30(ハンズオン 9:00〜12:00定員制)
平成29年8月27日(日)9:00〜16:00
会場:大正富山医薬品株式会社(高田馬場)
東京都豊島区高田3丁目25-1 電話: 03-3985-1133(代)
募集人数:ハンズオン・レクチャー 60名, 研修会 定員なし
参加費:ハンズオン・レクチャー 5,000円
研修会 会員25,000円、非会員30,000円(教材費含む)
講師:20名
第1日目 8月26日
ハンズオン・レクチャー 9:00~12:00 各定員20名
DDHの治療に使われるRbとギプス固定
Ponseti法による先天性内反足の治療
スポーツエコー(肩のスポーツ障害)
研修会1日目 各1時間
発育性股関節形成不全 (①早期診断と早期治療,②FACT療法)
骨・関節感染症
脳性麻痺の治療(ビデオレクチャー)
下肢の骨折
第2日目 8月27日
研修会2日目
Year review ―2014~2016年― 各20分
①足部変形,②側彎症,③ペルテス病
骨端症 1時間
骨延長と変形矯正(ビデオレクチャー) 1時間
シンポジウム:大腿骨頭すべり症 各30分
①疫学と病態:本邦の現状について,②すべり症における骨頭壊死の病態と診断,
③安定型の治療:in situ fixation & osteotomy,④不安定型の治療:gentle reduction & pinning,
⑤不安定型の治療:開放的治療
8.編集委員会(町田担当理事より報告)
1)発刊状況について報告があった。
25巻1号発行 平成28年9月25日発行
1220部作成。26論文 計182頁(目次など除くと178頁)
25巻2号発行 平成28年12月25日発行
1260部作成。33論文 計210頁(目次など除くと206頁)
1)制作費
25巻1号 1,442,410円(消費税含む)
25巻2号 1,711,301円(消費税含む)
2)郵送費など
封入発送費(封入・梱包費・ラベル貼り・分け含む)
25巻1号 268,104円(+封筒印刷)
25巻2号 131,809円
3)電子投稿システム年間運用費 240,0000円+消費税19,200 =259,200円
4)広告掲載数 41社 合計¥3,020,000
2)採択状況
第26巻の掲載採用27件。 11件査読中 29 改稿中 19件査読選定中
おかげさまで以前より投稿数は増加傾向です。引き続きの査読依頼があった。
3)26巻の広告について
財務委員会、理事会を中心に現在、各社に趣意書を配布し募集中。
4)編集委員の交代について
任期満了(6年):10名(敬称略)
大関、尾﨑、落合、北野、鬼頭、笹、品田、滝川、堀井、松本委員
新委員:9名(敬称略)
遠藤直人(新潟大)、遠藤裕介(岡山大)、北野元裕(大阪医療)、小林大介(兵庫こども)、関敦仁(国立成育)、平良勝章(埼玉小児)、徳山剛(岐阜希望が丘)、横井広道(四国こどもとおとな)、渡邉英明(自治医大)
9.財務委員会(松本担当理事の代わりに亀ヶ谷副理事長より報告)
1)H28年度の広告募集結果と平成29年度の戦略について
H28年度は広告費値上げ、募集先ごとの担当制などにより302万円の広告収入を得ることができた。学会誌発行費用を上回らないように、2017年度も同様の戦略で広告募集を行う。開始時期は2-3月の早期からの予定である。
2)賛助会員の募集の件
賛助会員規定が策定されたことを受け、会員募集を開始した。昨今の企業事情から賛助会員募集は困難となっているので、委員が引き続き募集の努力をする必要がある。
3)委員の交代
稲垣委員、柳田委員が任期満了で退任。交代で射場委員(札幌医大)、中村委員(神奈川こども)が新任となった。
4)平成29年度第1回委員会において平成28年度を含む過去5年間の収支状況、広告および賛助会員募集の現状が確認された。
10.用語委員会(一戸担当理事に代わり亀ヶ谷副理事長より報告)
1)委員の交代について
任期満了に伴い、神野哲也先生、平良勝章先生、横井弘道先生の三名が退任し、新委員として、伊藤順一先生、遠藤裕介先生の2名が承認された。あと一名について高橋裕子先生が推薦された。
2)日整会からの用語集に関するアンケート
1)新規採用
a)和語としての「児童虐待」
b)和語としての湾曲を採用しそれに対する欧語としてbowingを採用する。
2)削除もしくは改めていただきたい項目
a)用語集54ページChild abuse (syndrome) → battered child syndrome
について(syndrome)を削除し、child abuseを残し、それに対する和語として「児童虐待」を採用する。
b)和語526ページ弯手、弯足の二つの和語の削除
c)用語集283ページtibia valgaとtibia varaいついて和語としての「脛骨外弯症」と「脛骨内弯症」を削除する。
d)用語集154ページjuvenile rheumatoid arthritis JRAと401ページ和語としての「若年性リウマチ」、535ページ略語としてのJRAの削除
e)用語集526ページsevere mentally and physically handicapの削除、403ページの重症心身障害に対する欧語からsevere mentally and physically handicapを削除。
3)誤植や誤り
用語集366ページ「肩関節穂状ギプス」、377ページ「股関節穂状ギプス」、507ページ 「母指穂状ギプス」穂状の読みが「ほじょう」とされているが「すいじょう」が正しい。
4)その他
会員からの指摘があった、整形外科用語の日本医学会用語集への積極的採用を日整会用語委員会から日本医学会に働きかけてもらうこと。以上が委員会として日整会に回答する内容として採用され、理事の回覧を経て日整会に文書で提出した。
4)継続審議
和語として乳児の「向き癖」が新規採用候補に挙げられたが対応する欧語が不明のため継続審議となった。
11.倫理委員会(鬼頭担当理事より報告)
日本小児整形外科学会マルチセンタースタディ委員会より依頼のあったアレクシオンファーマからの委託研究「脛骨骨形成異常または偽関節症を合併した神経線維種症(I型)(NF-1)患者を対象とした疾患状況および治療経過の他施設共同研究」に関する審査を行なった。
1)審査経過
平成29年1月31日に日本整形外科学会事務局内会議室で外部委員を含めた臨時倫理委員会を開催した。審議申請者である北野利夫マルチセンタースタディ委員会委員長から本研究に関する概要の説明があり、説明および提出書類を基に質疑を行った。
倫理委員による審議を行った結果、下記の結論となる。
1)指摘事項について申請書類を訂正し、再度提出を指示。
2)再提出書類に対しメール審議し、倫理委員会としての結論を出す。
メール審議の結果、2月13日付けで承認とし、審査結果を書面にて研究責任者に送付した。
【審議事項】
1.前回議事録の承認
2.学会あり方委員会より
1.賛助会員の資格審査について、入会希望企業に関する規定などが必要であるかについて審議した。すなわち、当該企業は販売促進のために学会名を表記する可能性があり、そのことが、企業の当該製品に学会のお墨付きを与えることになり、場合によっては一般消費者に不利益が生じることが危惧されるため、資格審査に規定を設けるかどうかについて審議された。審議の結果、入会申込の段階では規定を設けず、学会ありかた委員会で十分に審議した後、会則第10条の内規「賛助会員の義務と便益」に従い、理事会において承認する段階において、一般社会に不利益が生じないように、その都度、当該企業に対して条件もしくは付帯事項を設けることとし、今後、学会法人化の定款作成時に内規に記載するかどうか学会あり方委員会で検討することとなった。
3.財務について
1)赤澤啓史先生からの寄付を法人化関連経費に使うことが承認された。
2)北 純先生からの寄付は、国際委員会での検討結果を踏まえ、国分・北フェローシップとして、国内の40代の若手小児整形外科を香港大学へ派遣する基金(20万/年×5年間)とすることが承認された。
3)学会からの学術集会への準備金補助、学術集会から学会への寄付、学術集会の収支と学会財務との関係、税務処理等に関しては、法人化後にはある程度規定されることになると考えられ、今後、司法書士に確認することになった。
4.一般社団法人化について、
1)資料「定款案に対する質問事項」にある、定款案にたいする各理事からの質問に対する司法書士の回答について亀ヶ谷副理事長から説明があり、今後、追加の質問事項を踏まえて、定款案を完成し、これをメールを用いて評議員に諮り、その後、定款委員会と司法書士により学術集会1カ月前までに最終的な定款案を作成して、ホームページを通して会員にパブリックコメントとして公表し、可能であれば第28回学術集会の総会時にこれを議決するというスケジュール案が示された。
2)理事から次のような追加の質問、提案、問題提起がなされた。すなわち、薩摩理事から事業年度と総会との間隔および外国人会員を含めた会員構成に関して、赤澤理事から定款に詳細な規定が必要なのかそれとも細則において規定するのかについて、亀ヶ谷副理事長から会計年度と社員(評議員)の任期についてである。これらの内容も踏まえて、定款検討委員会(亀ヶ谷副理事長、高山理事、薩摩理事、大谷監事、平良先生、仁木先生)が定款最終案を作成していくことが確認された。